次回にでもメール送信を試そうと思うのですが、先に設定ファイル (web.config) の値を読み取る方法を見ておきましょう。
以下のコード (web.config) をエディタに入力してください。
1: <configuration>
2:
3: <appSettings>
4: <add key="mail.server" value="smtp.gmail.com"/>
5: <add key="mail.port" value="25"/>
6: <add key="mail.ssl" value="true"/>
7: </appSettings>
8:
9: </configuration>
key と value のペアが三つ、4 ～ 6 行目に有ります。
4 行目。「mail.server の値は何ですか？」という問いに対して「smtp.gmail.com ですよ」と返します。（返すような設定ファイルです）
以下のコード (sample8.aspx) をエディタに入力してください。
1: <%@ Page Language="C#" %>
2:
3: <script runat="server">
4: void WriteLine(string line)
5: {
6: string temp = Server.HtmlEncode(line);
7: temp = temp + "<br />";
8: Response.Write(temp);
9: }
10: </script>
11:
12: <html>
13: <head>
14: <title>sample 8</title>
15: </head>
16: <body>
17: <%
18: string s1 = ConfigurationManager.AppSettings["mail.server"];
19: WriteLine(s1);
20:
21: string s2 = ConfigurationManager.AppSettings["mail.port"];
22: WriteLine(s2);
23:
24: string s3 = ConfigurationManager.AppSettings["mail.ssl"];
25: WriteLine(s3);
26: %>
27: </body>
28: </html>
4 ～ 9 行目は文字列をページに出力するためのコードです。
6 行目で特殊な文字を置換しています。
たとえば < を < に置換し、> を > に置換します。
8 行目で文字列を出力します。
重要なのは 18 行目です。
ConfigurationManager.AppSettings[ほげほげ] と書けば web.config に書いた key と value のペアが読み取れます。（ほげほげ に対応する value の値が読み取れます）
sample8.aspx をサーバーに配置し、ブラウザで表示するとこの様になります。
参考になるページ
ConfigurationManager.AppSettings プロパティ (System.Configuration)